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    【ゆっくりと茶 リレーエッセイ】お茶と私と私の日常

    • 2016.06.28 Tuesday
    • 15:45

    毎日の生活の中で、安心して飲み続け、心も体も癒される
    無農薬・自然栽培の「ゆっくりと茶リレーエッセイ」を連載しています。


    私は、今までお茶を「特別なもの」という意識はなかった。

    当たり前に身近に存在するもの。スーパーなどに行けば、手頃で買えるもの。

    お茶自体に特にこだわりを持っているほうではなかった。


    私は中二の頃から心療内科に通っていて、今もずっと薬をのんでいる。

    薬の副作用ですごくのどがかわいたりする。

    症状的なものでは、急に不安になったり、色々なことがこわくなったり、

    ひどかった時は、パニックがおさまらなかった。

     

    そんな時は必ず、あたたかい紅茶やお茶を飲んでホッとするようにしている。

     

    今年の二月頃だったか、色々な事が嫌になって、しんどくなってしまった時があった。

    その時、職場の同僚に「今中さん、耕心茶飲んでみたら」と言われ

    初めて耕心茶を買って飲んでみた。

     

    作り方は色々あるみたいだけど、私はお茶のパックに耕心茶の茎みたいなのを

    三杯スプーンで入れて、沸騰させたお湯に一五分ほど蒸らして作ってみた。

     

    このお茶を作る作業が、何だか丁寧に手間をかけてる気がして、

    何だか心が落ち着いていいなと思った。

     

    作った耕心茶を飲んでみると、冬に健一自然農園に見学に行った景色を思いだす。

     


    奈良の自然いっぱいの山の中でたくさんの枝や茎を刈りとってる人達、

    大地、山全てのものが大きく呼吸をしながら、何だか生き生きといきているような気がした。

     

    ひとつのお茶に、色々な人の想いや手がかけられ、心がこもっているお茶なんだな、

    作り手の顔や、もっと大きな想いがこの耕心茶には詰まってる…。

     

    お茶を飲んで元気になってほしい。無駄なものをなくしたい。

    これからどんどんお茶畑で働く人が増えれば、山も人も活性化していく。

     

    めぐりめぐって地球、環境にいい自然作りにもなっていく…。

     

    一杯のお茶がそこまで考えられて丁寧に作られていることにおどろく。

    お茶の話をとても楽しそうに話してくれた伊川さんのバイタリティーある姿も印象的だった。

     

    皆このお茶のおかげかなと思った。

     

    ちょっと一息つきたくて、今日も耕心茶を飲む。

    私の生活が、ちょっといいお茶を飲むだけで、少し自分の体をいたわってやってるような気がして、

    お茶とかにこだわる毎日もいいなぁと思う今日この頃。

     

    今度は私も誰かにこのお茶すすめてみたいなぁ。

     

    豊能障害者労働センター

    今中 理恵

     

    【ゆっくりと茶 リレーエッセイ】健一自然農園を訪問して

    • 2016.05.14 Saturday
    • 15:33

    毎日の生活の中で、安心して飲み続け、心も体も癒される
    無農薬・自然栽培の「ゆっくりと茶リレーエッセイ」を連載しています。


     

    2月10日に豊能障害者労働センターが、通信販売で、

    「ゆっくりと自然と共に」って言うお茶事業をしてて、

    そのお茶を製造してる健一自然農園の所に行きました。


    初めての取材とかもあって緊張と楽しみもありました。

     

    場所は奈良県の大和のほうで広い土地があって、

    お茶の木がいっぱいあってその木を三年かけて根から丸ごとばっさいして、

    お茶の木を無駄なく丸ごと使用して、

    お茶工場で一つ一つ人の手で葉と芽と木をよりわけて選別したりと

    大変な作業してて、そこには障害者も一緒に仕事をしてて、いろんな方がかかわって

    たくさんの人達がお茶を作ってるんだなと思いました。

     

    僕は一つの事をたくさんの人の手でお茶を作ってるんだなと思いました。

    やっぱり自然は空気もきれいで、お茶の木も丸ごと使うので捨てることがなく、

    環境にもやさしく、自然なエネルギーは何か無限に広いような気がします。

     

    僕はお茶がこんな風に作られるとこが見たことを学びました。

     

     健一自然農園で作られる耕心茶は、

    リサイクルショップ「ゆっくり」と「ぶらぼう」にもおかせていただいているので、

    もしよろしければ「ゆっくり」と「ぶらぼう」にたちよったさい一度試飲して見てください。

     

    ちょっとホッとします。

     

     

    豊能障害者労働センター

    稲森 淳

     

    【ゆっくりと茶 リレーエッセイ】奈良のお茶の香りはいい香り

    • 2016.03.04 Friday
    • 15:30
    毎日の生活の中で、安心して飲み続け、心も体も癒される
    無農薬・自然栽培の「ゆっくりと茶リレーエッセイ」を連載しています。


    私はお茶の好きな一人の女性です。
    百貨店でも、お茶の香りが漂うブースがあると、つい寄ってみたくなります。
    本当に色々な種類のお茶がありますね。
    皆さんはどんなお茶を選んで飲んでいますか?

    私は、お茶を用意する時、茶葉の大きさ、湿気、急須と茶碗の温まり具合を観察します。
    観察しながら、それまでのささくれや喜びで興奮した心を鎮めていくのです。
    ですので職場でも自宅でも自分をリセットできる大事なひとときです。

    去年、豊能障害者労働センター主催の奈良で無農薬自然栽培のお茶作りを
    実践しておられる伊川健一さんの講演会に参加しました。

    茶の木自体は人間のいうことをよくきいてくれる植物で、茶の木が喜ぶ植え方、
    育て方があるというお話を伺って、伊川さんのお茶に対する深い愛情を感じました。

    会場では茶樹の部分ごとに刈り取られたお茶や製法の違うものが用意され、
    それぞれ、どういう時期に、どの様な製法で作られたものなのかをあてるクイズをしました。

    長年、茶樹ごとに違うお茶が出来ると私は勝手に勘違いをしていたので、
    同じ茶樹から全ての茶が出来るのを知ってびっくりしました。

    私自身、普段から、変に思いこんでいたり、
    あるいはよく知ろうとしないままに飲食しているんだなと改めて実感しました。

    それは飲食に限らずパソコンや電気、ガス、交通、そして世の中に氾濫する情報というものも、
    煎じ詰めれば出所も製造過程も明確でないものが多いし、余りに多岐にわたり、
    膨大であるが故に、不安を抱きながらも飲みこまざる得ないのではないかと思います。

    講演の後、豊能障害者労働センターで、耕心茶を買いました。
    茶樹の葉・茎・枝を丸ごと全部使って薪火で焙煎して作られたお茶ということですが、
    入れてみると大地の甘い香りが…。

    飲むと身体の中で凍った何かが、冬の優しい陽光に溶かされて、大地に静かに帰っていくような。
    冬のかまどで静かに、燃える薪の暖かさにあたっているような。

    皆さんもどうぞ味わってみて下さい。

    宮崎 佳数子

    【ゆっくりと茶 リレーエッセイ】お茶がつくる暮らし

    • 2016.02.02 Tuesday
    • 10:06
    毎日の生活の中で、安心して飲み続け、心も体も癒される
    無農薬・自然栽培の「ゆっくりと茶リレーエッセイ」を連載しています。


     わたしが今一番好きな時間は、健一自然農園のお茶を煮出しているとき。
    部屋中がとてもいい香りで満たされていく。

    その香りをかいでいると、不思議とふにゃ〜と顔がゆるんでいく。
    いい香りって流れるように染み込んで、カラダが本能的に「好き」って反応をしめすみたい。
    スーっとしてほのかに甘い。

    アロマテラピーも好きで、たまに気持ちをゆったりさせたいとき精油を垂らしてみたりする。
    花や葉、木部、果皮、樹皮、根、種子などの自然植物の芳香だからカラダは受け入れやすいけれど、
    香り成分が凝縮されているせいかほのかに勢いが強い感じがする。

    時にはこの濃度が必要な場面もあるのだけれど、
    このお茶っ葉をたくときの香りには余分な勢いが全くない。

    ずっと前から知っているような懐かしい匂い。
    いつでもしっくりくるので、日本の風土にあったより自然なアロマテラピーなんだと思う。

    健一自然農園のお茶との出会いは、友人からのプレゼントだった。
    紅茶好きということもあって「和紅茶」をセレクトしてくれた。
    わたしにはもともとあるハンディスーツの関係で、身体を健康に保つ力が少なかったり、
    めぐりが鈍かったりする。
    とりわけ呼吸機能が弱いので、冬場は長いあいだ体調を崩すことが多い。
    そのとてもパワーが弱まっている時に、はじめて紅茶をいただいた。
    必要以上の刺激がない、とても穏やかな味わいだった。

    「ハァ〜、落ちつく飲み心地だなあ」とほっこりした。
    それからなぜかご縁があって、SHOPで同じお茶が売られているのを見つけ、
    元気になってほしいなと感じる人にこっそり贈ったりしていた。

    そのうち労働センターでも取り扱いされるようになり、
    もっと身近にお茶の話がでるようになった。

    そのつながりで健一さんのお茶のファンはだんだんと広がっているけれど、
    おもしろいのは、真っ先に「おいしい!」と反応するのはこどもたちというコト。

    アンパンマン作者のやなせたかしさんが「本当に良いものはこどもが一番わかっている」
    と言っていたけれど、本当にそうかもしれない。

    小学生の友だちは、ほうじ茶を飲んで「ヤバいくらい美味しいな」と言ってスッカリはまっている。
    彼女の言葉をきいて、このお茶が生み出されるプロセスは合っているんだなとあらためて感じた。

    手間をかけて愛でた自然からの贈り物は、
    きっとまだ自然に近いこどもたちが一番に受け取れるんだろう。

    これからもわたしの暮らしの中には健一さんのお茶があって、大切に思う人にお茶を淹れたり、
    その時々でお茶を贈ったりしていくのだろう。

    それはとてもあたたかな光景で、ふわっとしたしあわせに包まれている。

    今井 雅子
    今井 雅子 プロフィール

    生後6か月のころからずっと箕面市に住んでいる。
    飲んでもくもくパワーをもらってから健一さんのお茶が大好き。
    労働センターの通信や古本市や春の大バザーが大好き。

    SMA(脊髄性筋委縮症)という不思議なハンディスーツを着て生まれ、
    生活のいろんなシーンで介助が必要。
    介助者とのなんちゃって一人暮らしを始めてから13年目になる。

    【ゆっくりと茶】大地から生まれるエネルギーを最大限に活かして 伊川健一

    • 2015.11.17 Tuesday
    • 16:16
    大地から生まれるエネルギーを最大限に活かして
    薪火焙煎のお茶の力

    健一自然農園 代表 伊川健一


    ここは奈良県、大和高原山添村の湖畔の茶工場。
    高い空から降りてくるチラつく雪と一緒に冬が深まって行く頃。
    カッサラカッサラーと、あたりに響き渡る心地よい釜炒りの音、
    そしてなんとも言えない薪の燃える香り。

    懐かしさのなかに暖かさを滲ませて、
    健一自然農園の三年番茶作りは始まってゆきます。

    隣の工場では、福祉作業所のみんなと健一自然農園の加工担当者が
    せっせと原料をこしらえてゆきます。

    茶畑で三〜四年以上生育した茶樹は一〜二メートルに伸びており、
    まるでその姿は、龍のごとく生き生きと大地のエネルギーを表現しているかのように
    アーティスティックです。一本一本その龍にからんだ自然の蜘蛛の巣や、
    種の殻を一個一個手で取り除きます。

    そして年代物のチッパーに投入され切断、そして選別機を通ると
    約一センチ角になった茎と葉に別れて出てきます。
    裁断しきれなかった部位を目視によって選別し、次なる焙じ用の工程へ。

    焙じ工程の茶工場では火と会話しながら、茶師が悠久の時間の中で
    一釜一釜丁寧に炒りあげてゆきます。薪には、ナラやクヌギを八割、
    最後の火力のアップ用にスギやヒノキの薪を使います。

    炒り上がる瞬間はドラマチックです!モウモウと煙を上げながら、
    少しマットなチョコレート色の三年番茶が釜から一気に出てきます。

    なんともこの姿が可愛らしいのです

    茶師が語ります。

    『灯油や石油由来の燃料は、今までおおよそは悲しみの連鎖の現場から生まれ、
    多くのエネルギーを使い、時にはタンカーの座礁による大量の海洋汚染という
    リスクを背負いながら運ばれてきます。燃やすほどに二酸化炭素を出してゆきます。
    そんな炎は青く、炎の中でも陰性であると言えるのではないでしょうか?

    それに比べ、この大地から生まれるエネルギーは切ることで森は健康になってゆき、
    木がまた育つことで二酸化炭素は逆に吸収され、
    やがては動物たちとの共生も夢見て作業できる燃料であり、そして炎は赤く、陽性である。』と。

    福祉的視点、環境的な視点から見ましてもこのお茶は、
    非常に素晴らしいポテンシャルを持っていると言えます。

    話題は変わりますが、現代を生きる人々の健康上の大きな悩みの一つは《冷え》であります。
    体温が一度下がることで免疫力が三七%下がるとされており、
    体内の酵素の働きも五〇%下がるとされています。

    例えばガン細胞も三五度あたりを好むということで、生活習慣病含めあらゆる健康の為に、
    今よりも基礎体温を上げることは非常に重要と言えます。

    また、夏場でも強烈なエアコンの下働いている女性は、肩のこりや、
    首の詰まりを感じ始める人も少なくないと思います。

    そこからイライラが始まって行き、不眠がちになります、やがて辛くて睡眠薬を飲み始める。
    それが常習化することで軽い鬱症状を併発し始めてゆくという
    悪のスパイラルがそこには口をパックリと開け待ち構えていたりします。

    そんな時に自販機で買ってきた甘いペットボトルの紅茶なんかを飲んでいると、
    暖かい液体が体に入ってきた時は温もりますが、
    ペットボトル飲料の中の白砂糖や残留農薬混入の否めない茶葉は、逆に体を冷やし始めるでしょう。

    三年番茶はこの恐ろしいスパイラルに立ち向かえるための、
    陽のエネルギーを養ってくれる、本当に現代を生きる人々に、
    特に出産を控えた女性に、是非とも届けてゆきたいお茶であります。

    健一自然農園とこのお茶との出会いはそう、四年前に遡ります。
    本当にありがたいご縁を、いつも応援してくださっている地元の企業さんからいただきました。
    以前から心のどこかで作りたいと願っていた事が現実化したのです。

    最後に重要な事をシェアしたいと思います。
    この時代の楽しみ方として、自らを見つめつつ、
    いかにこの自分の生命を有意義に活用するかという事が本当に大切になってきていると感じます。

    増え続ける人口、破壊し続けられてゆく環境、歪められる民意、
    事実を知るたびに失望と混沌がやってくるような時代です。

    しかし、一方目覚ましい科学技術の発展で我々は瞬時に情報を
    地球の裏側まで共有できるようになり、行き来も大変楽に行う事ができます。
    望みが純粋で強ければ、叶う速度が速くなっていると言えます。

    善も悪も、喜びも悲しみも、地球まるごとで捉えた上で、
    その人にしかできない役割に気づき実行してゆく事で、
    きっとそこに光は射してくると思う今日この頃。

    振り返れば、一五年前のあの日、ジャングルのように荒れた茶園が
    何か僕に語りかけてくれたその声は、今小さくも確かなうねりになり始めています。

    健一自然農園と豊能障害者労働センターの皆様との出会いは、
    豊かで平和な人間の生き方をいかに実現するかという飽くなき探求につながると感じています。

    是非この『自然茶』を『耕心茶』を多くの方に届ける事で、人々の暮らしと心を少しずつ温めて行き、
    やがてはそのお一方お一方が本来持っておられる素晴らしいお力を発揮され、
    みんなが笑って健康に暮らせる社会の実現に大きな働きをしてくれると確信いたします。

    ますます繋がり共に歩めたら幸いです。今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

    ◆伊川健一(いかわけんいち)

    一九八一年奈良県大和郡山市生まれ。
    一五歳で自然農法を軸に生きることを決意し、一九歳で新規就農し、
    健一自然農園を開園。

    現在、奈良の大和高原で愉快な仲間と五ヘクタールの自然農園を営み自然茶を全国に届ける。

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